ヒューガルデン醸造所だけでなく、ベルビュー醸造所も閉鎖へ

先日、ヒューガルデン醸造所の閉鎖について書かせていただきましたが、

インベブ社の持つ、もう一つの伝統的醸造所、ベルビュー醸造所も閉鎖となります。

ベルビュー・クリークはベルギービール好きな方は一度は飲んだ方もたくさんいらっしゃるかと思います。

ベルビュー醸造所もランビック(自然発酵ビール)ビールでは一番大きな醸造所です。こちらの醸造所も1991年にヒューガルデンと同じくインベブ社(当時インターブリュー社)の参加に入ります。
ブリュッセル近郊のみで作られるランビックビールは
(ビオス・ブラームス・ブルゴーニュのようなフランダースのランビックもほんの一部ありますが。)
ベルギーを代表する伝統的製法で作られます。

ビールの麦汁を一日置いておくと周りに住みついたビール酵母が入って来て勝手に発酵が始まり、その麦汁を樽で半年から何年も寝かせるというビールです。
カンティヨン醸造所で見た麦汁が目の前で湯気をあげながら出てくる瞬間は、涙が出るくらい神秘的です。本当に世界文化遺産でも間違いなくおかしくない!!(いいすぎではないですよ。)

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さて、このようなランビックビールも
世界一の醸造量(世界のビールの約14%)を誇るインベブ社が世界一の売上高、利益を達成し、名実共にアンハイザー・ブッシュ社(バドワイザー)を超えて世界一となるための手段の一つがこのリストラとどの記事にも書かれています。

この騒動は
インベブ社とは昨年、ベルギーの世界2位インターブリュー社と世界5位ブラジルのアンベブ社の経営統合により誕生し、この事件はここから始まったといってもいいでしょう。経営統合により、CEOはアンベブ出身、役員もアンベブ出身が増えているようです。
アンベブ社自体もブラマとアンターティカ社との合併時に半分の工場をつぶしました。今回はこれと同じですよね。

確かにもともと、ヒューガルデン自体もインターブリュー(ヒューガルデン買収当時はアルトワ社)の傘下となってからレシピも変っていますし、ベルビュー醸造所も1997年より自然発酵の伝統的製法を使わなくなりました。(醸造釜に空気を吹き込む製法を使用。)

時代の流れもわかりますし、インベブだってもちろん上場企業、利益を追求しないといけない。

だけどな~ ってもんもんとした気持ち。ベルギービールファンだったらありますよね!!みなさん!!
ベルギーのマイクロブルワリーのビールは違いますよ。

「ベルギービールは工業製品ではない、芸術です!!」