エバーブルーで活躍する人材の特徴とやりがい

EVER BREW株式会社 執行役員 兼 運営部長
EVER CREED株式会社 運営部長
BRUSSELS株式会社 取締役
濱田貴之

エバーブルーグループ3社の全30店舗以上の運営責任者である濱田さん。日頃、コレガス(オランダ語で”仲間”の意)にどのように接しているのか、また活躍しているコレガスの特徴などについてインタビューしました。

全30店舗以上の全員が“仲間(コレガス)”

濱田さんは、コレガスに接する機会が多いのですか?

そうですね、グループ全店舗の運営を任されていますから。日々、ホール・キッチンに関わらず、現場にも入ります。ともに必死に働くからこそ、僕にとって全員が、まさしく“仲間(コレガス)”ですね。

全店舗をまんべんなく回っているんですか?

基本的に全店舗を対象に現場に入ります。シフトに入る店舗については、状況に応じて変えています。例えば、売上が好調で人手が足りず、コレガスが休めない店にヘルプに入ったり、人事異動で新しいコレガスが入る初日にフォローに行ったり、メニュー開発のためにお店に入ったり。その後は、近くの店の状況を確認しにいきます。

人事異動や入社後初出勤の場合、同席されるんですか?

はい、入社して日が浅い社員は特にフォローします。異動したばかりの人は店のことを知らない場合が多いので、僕がコレガスに引き合わせ、働きやすいようサポートをします。僕は社員・アルバイト関わらずほとんどのコレガスのことがわかるので、それぞれの得意なところやいいところを紹介して、コレガスのつなぎ役になります。環境が変わっても、すぐパフォーマンスを発揮してほしいですからね。

それぞれの店には店長がいますが、直接コレガスに接するときに注意していることはありますか?

店舗ごとに店長の方針があるので、店長をたてて、私は基本的に口出しはしません。また、店長の方針を無視するような形でコレガスを直接マネジメントするようなこともしません。

なるほど。では、濱田さんの育成方針を教えてください。

「自分で見て自分で話さない限り鵜呑みにしない」ことですね。店長・料理長からの報告だけを鵜吞みにせず、必ず自分で直接店舗を回り、自分の目で直接見た上で、それぞれのコレガスについて把握するように心掛けています。もちろん報告内容も参考にはしますが、実際に自分が接したうえで判断することが大事だと思います。決して店長を信用しないというのではなくて、中には店長の前と、それ以外の人の前では言動が変わる人もいるからです。

そういうことですね。

なので、基本的には店長を立てますが、現場に行った際に問題があれば直接指導する場合もあります。問題が起こったその場で直接指摘し、どうするべきかを伝えることで、本人に「なぜ問題なのか」を理解してもらうためです。その場に店長がいなければ、後日内容を共有し、店長のマネジメントにも問題がある場合は指導をします。

頑張っているコレガスの特徴

では、頑張っているコレガスにはどんな特徴がありますか?

前向きで負けず嫌いの人が頑張っていますね。結果的にそんなコレガスが残り、店長や料理長として活躍しています。
元々ネガティブだったけれども、エバーブルーで働く中で成長し、自分の目標を見つけてポジティブに頑張るコレガスもいます。

何に対して負けたくないと?

周辺の競合店舗に負けたくない、という場合もあれば、自分よりも結果を出したコレガスに負けたくない、という場合もあります。例えばキッチンならば、ヒットメニューを考えた誰かに負けたくないとか、ホールならドリンクづくりのクオリティやスピードで負けたくないとか、どれだけ常連のお客様をつくっているかで負けたくないとか、コレガスそれぞれが目指す目標によって違ってきます。

濱田さんは採用責任者でもありますが、選考を通過するのはどのような方ですか?

中途採用の場合は、経験よりもやる気があり、発言が前向きな人ですね。そして自分のやりたいことや目標をもっている方。あとは謙虚さ、素直さでしょうか。それと、どの店(コレガス)に合うかという相性も考えます。

エバーブルーに合う合わないだけではなく、さらに店との相性もあるんですね。

店の雰囲気や店長の性格など、各店舗によって特徴が異なる部分があります。それが応募者の希望と合うかどうかは慎重に確認します。テラス席の有無やカウンターキッチンかどうか、席数や立地など、応募者が「今後エバーブルーで何をしたいか」「どのように働きたいか」が店舗の規模や構造に関係してくる場合もあるからです。

お店のスタイルの好みもありますね。応募者にはどんな傾向がありますか?

以前は「ベルギービールが好き」という人がとても多かったですね。それと、若くて活気に溢れている雰囲気に惹かれる人も多くいました。最近はエバーブルーのビジョンである「食文化で世界をつなぐ」ことに共感して応募してくる方が多いです。私たちは「ただビール・料理を売る」のでなく「文化を提供する」ことで、お客様とお客様、そして世界中の醸造家・生産者までを繋いでいます。

エバーブルーで働くやりがい

では、コレガスにとってエバーブルーで働くやりがいはどういうところにあると感じますか?

業務範囲が広く、裁量権が大きいため、やりたいことがやれるところでしょうね。

確かに。会社から求められることが多いですね。

例えば、アルバイトでも発注業務を任されるとか、バーカウンターを仕切るといったケースがたくさんあります。また、ビールに興味がある人にとっては、当社は醸造までやっていますから、勉強できることがとても多い。輸入・卸もしていますしね。

それと、TikTokを積極的に使ってみたり、店で「ベルギービール飲み比べ」や「ジビエフェア」などのイベントを考えたり。グループ3社では30店舗以上、エバーブルー単体でも20店舗以上に増えていることもあって、オペレーションの効率化のために運営をフォーマット化している部分があります。ただそのフォーマットに従えばいいということでは決してなくて、そのフォーマットを各店舗で工夫することが大事なんです。

ほかの飲食店では経験できないことも、チャレンジできますね。

エバーブルーは、新しいことを取り入れることに抵抗感がない会社だと思います。ですから、いろいろなことを経験して自分の幅を広げたいといった人には最適な会社だと思いますね。

エバーブルーの顔となるホール担当は、どんなことに喜びを感じて働いていると思いますか?

さまざまありますが、一番多いのは「あなたに会いに来た」「楽しかった、また来ます!」などと常連のお客様から言ってもらうことでしょう。

飲食店で働く醍醐味ですね!

あとは、「イベントの企画が楽しい」といった声もよく聞きます。お客様に選ばれることと、仕事を任されること。客商売ですから、自分の工夫や努力でお客様を惹き付け、店や会社に貢献するというところが一番のやりがいではないでしょうか。

どうもありがとうございました!